ムツヘタから車で15分。ジョージアで最も神聖な場所の一つに数えられる教会は、現在も重要な式典に使われることがあるなど、その貴重性を失っていません。キリスト教を国教に定めたミリアン３世が十字架を立てた教会として知られており、十字架は置き換えられているものの、当時から残る土台が残されています。また、建物全体を上から見ると十字架の形をしており、この様式はその後いくつかの修道院でお手本にされました。
入り口に天使と十字架をかたどった紋章がありますが、こうした紋章がジョージアで初めて置かれたのがこの修道院です。さらに上には、建設を指示した国王がキリストにひざまずく姿を描いた紋章が飾られています。
中からは、色が異なる２本の川が合流する地形を眺められます。西向きのため、夕方には美しい夕日が沈みます。