チャジャシ地区 ウシュグリ,スヴァネティ

世界遺産を有するウシュグリ村は、ヨーロッパの定住地域で最も標高が高いことでも知られます(海抜2300m)。現実離れした景色、無数のトレッキングコース、その一方でアクセス性もよくインフラが整備された過ごしやすさが快適な、スヴァネティ地方の目玉です。

①チャジャシ地区

建物全てが景観保護文化財に指定されている世界遺産の村で、「復讐の塔」と呼ばれる堅牢な塔は、古いものでは1000年前に建てられたものです。スヴァネティ地方には身内を殺した一族を殲滅する「血の復讐」という風習が根付いており、これを避けて隠れ住む目的で建てられたといいます。そんな風習も昔のことで、今ではのどかな風景だけが広がっています。ひときわ目を引くのが、タマル女王が夏場にやってくる離宮として建設されたタマル女王の塔です。中世ジョージア王国において最初で最後の女性国王であるタマルは、この地方をいたく気に入り、たびたびこの要塞で夏を過ごしたとされます。

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