山々に囲まれた小さな平地に１万人が暮らす町は、スヴァネティ地方の在り方を体現したようなエリアです。宿や店が並び観光の拠点となる中心街と、高台に「復讐の塔」が並ぶランチュヴァリ地区、さらに奥には地元の生活感が漂うラガミ地区があります。
中心街のスヴァネティ歴史民俗博物館では金銀・木工細工を学び、街を見下ろす絶景のカフェテリアでゆったり過ごしましょう。
ランチュヴァリ地区は、スヴァネティ地方を象徴する復讐の塔が点在するエリア。塔だけでなく、道や家の外壁も石造りの集落は、昔から残る趣を醸し出しています。見るべきはマルジアニ博物館で、伝統的な石造りの家屋にそのまま入ることができます。この博物館の横に立つ復讐の塔には実際に登ることができます。
ラガミ地区までの道のりには、ハイキングコースが用意されています。平坦で非常に歩きやすいコース上からは、絶景が広がります。ラガミ地区は主に地元住民の生活場所ですが、ソ連時代の登山家であるミハイル・ヘルギアニの家を改装した博物館を訪れることもできます（日曜・月曜休館。10〜20時営業）。